今月の標語


 =施(ほどこ)しの気持ち=

 

先日、ある方に美味しいケーキ屋さんを教えてもらいました。しっとりしたスポンジにまろやかな生クリーム、甘いイチゴ…。こんな美味しいお店を教えてくれてありがとうという気持ちと、同時にこのお店は自分だけの秘密にして誰にも教えたくない、という気持ちになりました。

「誰にも教えたくない」という気持ちが、自分だけがいい思いをしたいという「物惜(ものお)しみ」の気持ちです。これが「餓鬼(がき)」の心です。

人の心の中には、36種類もの餓鬼がいるといわれています。

お風呂のお湯を、自分だけにかき集めようとするとお湯は逃げていきますが、向こうへ押すとはね返って自分の方へ戻ってきます。

この現象は、何も物や事象に限ったことではありません。その人の運勢や人生にも同じことがいえるのです。

それは、自分だけの幸せを考えると逆に逃げていきますが、他人と幸せを共有することで自分の方にも幸せがかえってきます。

ある方が、私に美味しいケーキ屋さんを私に教えてくれたように、日常生活の中での些細(ささい)な喜びや幸せを周りの人にもお分けしていきましょう。

そうすれば、些細な喜びや幸せが、大きな喜び、または大きな幸せ・幸運になることでしょう。

誰かに施(ほどこ)す気持ちを持つことが、いかに人生を豊かにするかが大事なことです。